本文へスキップ

技術士協同組合は1976年設立の文部科学省認可の事業協同組合です。



CEA:Consulting Engineers Associates

キャリア登録・参照

渡部利範

会員関係者相互の理解と仕事に役立てるために、会員名簿および提供技術を用意しています。
技術コンサルタント業務や、各種研究会、技術評価などの仕事を、会員関係者相互の協力で推進に寄与することを目的としています。
名前 
渡部利範(電気電子)
動画 
概要 渡部氏は電気製品の安全性、品質、信頼性に関する技術を専門とする電気電子部門の技術士である。2007年に大手電気メーカーを早期退職して技術士事務所を開設、翌年に(株)テクノクオリティーを設立し起業した。
若い頃より起業を考えていたが、独立の大きなきっかけは技術士試験に合格したこと。試験に受かったときは本当に感動したとのことである。

会社員時代のメインの仕事は製品の安全性であった。製品を世界中に出荷していたため、世界中のコンセントの雷サージなどのデータが必要となり、18カ国40都市で電源品質の測定をした。貴重な実測データが取得でき、これをまとめて学位を取った。今でも色々な会社から問い合わせがある。

起業に大切なのは、1.起業の思いを明確にする。2.何の技で起業するかを決めたらブレない。3.起業時期のターニングポイントをしっかり捉える。という点である。渡辺氏の独立の目的は、1.団塊の世代の経験を次の世代に伝える。2.「渡辺商店」(自分と家族の会社)を作りたかった。ということだそうである。起業後、一人で事業を継続させるためには、専門知識を磨く他に、毎朝やる気を出すための心構え、そして、よい顧客を獲得するための工夫が必要とのことである。

現在の仕事は、知人の電子部品メーカーのビジネス支援を中心に、日本能率協会のセミナー講師、そして自分の家族の起業支援をしている。ビジネス支援では「世界一のブランドを確立したい」、セミナー講師では「技術、経験、知恵を伝えたい」、家族の企業支援では「家族はいつも心ひとつ」という思いがあるそうである。

独立して生活が変わると、3〜4年で病気になる人が多いので気を付ける必要がある。何より健康が大切とのことであった。