名前 |
安田 晃(情報工学) |
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動画 | |
概要 |
安田氏は情報工学部門他の技術士で、大手電器メーカーに防犯カメラ等のセキュリティを専門とした技術者として勤めていた。会社では、防災システム等の物理的なセキュリティと、通信ネットワーク等のソフトウエアのセキュリティの両方に携わったそうである。 会社を退職後は、総務省や内閣府等でセキュリティ専門の補佐官(CIO補佐官)を務めた。また、国の災害情報システムも担当したそうである。 現代ではネットワーク上のサイバー攻撃が国家間の戦争の様相を呈しており、各国の政府機関のコンピュータへ他国から攻撃が行われているらしいとのこと。そこから得た相手国の情報を基に、例えば、相手国の通信衛星を使用不能とすれば、相手国の物理的な軍事行動を大混乱に陥れることができ、ネットワーク上のことでは済まされないそうである。 今やインターネット等に繋がっていないはずの制御機器(インフラ用の設備)や組み込みシステムも攻撃を受けている事例があるそうである。例えば自動車の制御システムなども攻撃の対象となっており、攻撃を受ければ大変危険な結果が想定されるとのことである。 これだけ大きな問題があると言うことは、セキュリティのマーケットも大きい。技術士は自分の専門を活かして、セキュリティの世界の先読みをすればビジネスも広がる可能性があるとのことで、30年前に特許を取得した「顔写真データ内蔵のICカード」が近年活用され始めたという自身の例が紹介された。 |